会社の名前には、たいてい理由があります。リベルタの場合、それは一語で言えてしまいます。自由。
「リベルタ(Libertà)」は、イタリア語で「自由」を意味する言葉です。もともとは音楽用語で、創業者は「音楽用語に由来する言葉を、社名にしたい」と考えました。理由は、いたってシンプルです。
組織に縛られず、自由に、良いものを届けたい。
1985年8月14日、その一心からこの会社は始まりました。最初の事務所は東京都千代田区神田淡路町。ごく小さな所帯からの出発でした。仕事の中心は、物品の販売管理でした。
一枚のレコードから
いちばん最初のロゴは、レコード盤でした。円盤の上に、創業を共にした三人の頭文字「L」を、三つ重ねて。
やがて扱うものは、キッチン用品やブランド家電、時計や生活雑貨、そして食品へと、少しずつ広がっていきます。時代に合わせて商材は移り変わっても、根っこにある「自由」という一語だけは、ずっと変わりませんでした。
自由は、挑戦でもあった
「自由」は、ときに挑戦という顔をします。
2001年、事務所を石神井へ移したあと、まだ多くの会社がインターネットでものを売らなかった時代に、創業者はいち早くWeb販売へ踏み出しました。当時、ネットでの販売を認めるメーカーは、ほとんどありません。仕入先からは何度も「やめてほしい」と連絡が来たそうです。それでも、パソコンのことは何も分からないまま、一から独学で、こつこつと続けました。最初の原稿は、ワープロで書いたといいます。
その一歩があったから、いまのリベルタがあります。いち早く、こわがらずに試してみる——それは、この会社が創業から受け継いできた性分なのだと思います。
受け継ぐ、ということ
新しい体制になったいまも、変わらないものと、変えていくものがあります。変えないのは、「自由に、良いものを届けたい」という創業の想い。変えていくのは、その届け方です。
受け継いだ名前の意味を、次の時代にどう生かしていくか。私たちのこれからの挑戦は、この一語から続いています。

