MESSAGE ─ 代表メッセージ

受け継いだ流儀は
変えない
届け方は変えていく

42期のあいだ、この会社を支えてくださったすべての方への感謝から、このメッセージを始めます。守るべきものを守り、変えるべきものを変えながら、次の時代へ。商いと芸術、二つの世界に育った私が、いま何を受け継ぎ、何を変えようとしているのか。これから、お話しします。

代表取締役 野田哲郎
株式会社リベルタ 代表取締役 野田 哲郎 のだ てつろう

二つの世界のあいだで

父の商いと、母の歌。

ものを届け、暮らしを支える「商い」の世界。人の心を震わせ、日常をやわらかく染める「芸術」の世界。私のルーツは、対照的でありながら、深く響き合う、この二つの世界にあります。

東京で四十年以上、実直に物販の道を歩んできた父。声楽家として、人々の日常に感動を届け続けた母。「誠実な利潤」を追う父の実直さと、「暮らしに彩りを与える」母の感性。その両方の背中を見て、私は育ちました。いつしか、商いの力で人の毎日に、楽しさとワクワクを添えたい——そう願うようになったのです。

長く父が守り抜いてきた、この会社。そのたすきを受け取るいま、二つの世界に育ててもらったことへの感謝とともに、その血を継いでいることを、静かに誇りに思います。

受け継いだもの ─ 42期への敬意と感謝

まず、42期のあいだ、この会社を支えてくださったすべての方に、心から御礼を申し上げます。1985年、創業者である父は、「組織に縛られず、自由に、良いものを届けたい」という一心で、一つの会社を興しました。社名のリベルタは、イタリア語で「自由」。以来ずっと、真面目に、地味に、裏方に徹して——たくさんの手が、今日までリベルタを運んできました。

私は、その長い時間を引き継ぐ立場になりました。看板を受け取ったのではありません。これまで積み上げられてきた信頼と誇りを、まるごと預かったのだと思っています。だからこそ、決して手放してはならないものと、変えていくべきもの。その見極めから、私の仕事は始まりました。

変えないと決めたこと

いいものを、自分の目で確かめてから届ける。

何を変えても、変えてはいけないものがあります。ひとつは「いいものを、自分の目で確かめてから届ける」という、この会社の商いの根っこ。もうひとつは、得意先とも仕入先とも、いつも対等に向き合う姿勢です。

目利きと、誠実さと、対等さ。そして、まず自分たちから与え、信頼で応えていただくこと。派手さはなくとも、この積み重ねこそが、42期のあいだ選ばれ、信頼していただいてきた理由です。それを、これからも手放しません。

変えなければならないこと

一方で、変えるべきものは、はっきりしています。売り方の仕組み、使う技術、向き合う市場。世の中が変わり続けるなかで、同じやり方に留まっていては、守りたいものすら守れなくなります。

だからこそ、私たちは変わります。変えないために、変えていく。矛盾のようですが、これが、私の考える継承のかたちです。

司令塔という流儀 ─ 活かすことで力は大きくなる

突き抜けた才能は、なくていい。仲間の力を、誰よりも信じられるなら。

私の組織観の原点は、学生時代のスポーツにあります。バスケットボールでは、コート全体を見渡し、仲間の持ち味を引き出して、決定的なパスを送る司令塔(ポイントガード)を担いました。ラグビーでは、泥くさく、そして熱いチームワークの真髄——「One for All, All for One」を、体で覚えました。

個の力には、限りがあります。それでも、互いの個性を認め合い、同じ方向を向いたとき、チームは想像を超える力を生みます。カリスマが引っぱるのではなく、一人ひとりの才能を活かして、組織を強くしていきたい。ただ謙虚に感謝し、誠実に仲間の挑戦を支えたい——そう願うのは、あの日々があるからです。

そして、人を活かす目は、私自身が「個」として現場に立った日々で養われました。リベルタを継ぐ前に歩いた道は、一見ばらばらに映るかもしれません。けれど、そのどれもが、人と向き合う仕事でした。

  • 緻密さ 大手家電メーカーでの製品開発。最先端の技術を、いかに「人の使いやすさ」へ落とし込むか。ユーザーの目線に立つことを、徹底して身につけました。
  • 熱意 大手予備校の教室長として、のべ1,000回を超える生徒面談を経験。一人ひとりの思いに耳を澄まし、やる気を引き出すことの奥行きを知りました。
  • 信頼 外資系生命保険会社での金融営業。形のない商品を扱う世界で、「与える精神(Givers Gain)」がいかに強い絆を生むかを、肌で学びました。

これからの挑戦 ─ 歴史に新しいワクワクを
掛け合わせる

開発、教育、金融——三つの現場で見つめてきた「人」への視点は、やがて自らWEB通販の会社を興したとき、一本の線に結ばれました。私にとって商いは、突き詰めれば、人を理解することでした。十年あまり、その手ざわりを確かめてきました。

いま私は、新しいスタートラインに立っています。父が四十年以上をかけて築いた、信頼と実績の土台。その上に、私が外の世界で培ってきたWEBの知見と、チームの力を活かす組織のかたちを、静かに重ねていく。

ECのさらなる成長、日々の仕事へのAIの活用、海外への小さな一歩、そして次の柱を育てる組織づくり。思えば、挑戦は、もともとこの会社の性分です。早い時期に、Web販売へ踏み出したように。

どれも、大きな宣言から入るつもりはありません。まず自分たちの手で試し、うまくいったことも、まだ難しいことも、進行形のまま「挑戦」のページに残していきます。これまでの歴史を愛してくださったお客様に、変わらぬ安心を。そして「こんなに面白い世界があったのか」と驚いていただける、新しいワクワクを。暮らしに、彩りと、艶と、輝きを添えていきます。それを届けることが、いま私に託された役割だと思っています。

社員とその家族へ ─ 人を大切にする経営

最後に、いま働いてくれている仲間と、その家族に向けて。会社は、そこで働く人の暮らしの上に成り立っています。仲間の生活を、仕事の都合より上に置く。子育てをしながらでも、長く、安心して挑戦できる。そういう場所であり続けたいと思っています。

私がこれまで大切にしてきたのは、「働く仲間が主役になれる環境」でした。とりわけ、多くの女性スタッフが力を発揮できる職場で、きめ細やかな配慮を心がけてきました。私たち自身が心から満たされて働いていなければ、画面の向こうのお客様に、本当の楽しさは届けられない。そう信じているからです。

私自身、家族に支えられながら、個性豊かな三人の息子の父として、その一人ひとりの違いのかけがえのなさを、日々教えられています。一人ひとりを認め、その可能性を信じて伴走する——子どもたちへ向けるその眼差しは、そのまま、仲間へ、そしてお客様へ向ける眼差しと、同じ体温を持っています。

歴史ある会社の、いちばん新しい章を——どうか、一緒に書いていきましょう。

COMMITMENT ─ 私の約束

私はまだ、未熟です。それでも、一歩ずつ、確かに前へ進みます。あらゆる角度から柔軟に見つめ直し、変えるべきものは、勇気を持って変えていく。その覚悟のもとで、皆さまの毎日に、彩りを添えていく。それが、私の約束です。

株式会社リベルタ 代表取締役 野田 哲郎
PROFILE

野田 哲郎 ─ 略歴

商いと芸術、二つの世界に育ち、開発・教育・金融の現場を経て、自らWEB事業を創業。2025年、二代目として父の会社を受け継ぎました。これまでの歩みを、かいつまんでご紹介します。

ルーツ
東京で四十年以上、実直に物販業を率いてきた経営者の父と、声楽家(ソプラノ歌手)の母。「誠実な利潤」を追う商いと、「暮らしに彩りを与える」芸術。相反しながら響き合う、二つの世界を原点とする。
学業・競技
大阪大学(旧・大阪外国語大学)卒業。学生時代はバスケットボールで司令塔(ポイントガード)を務め、大学ではラグビーに打ち込む。「One for All, All for One」の精神を、チームスポーツのなかで体得した。
経歴
大手家電メーカーで製品開発、大手予備校で教室長(のべ1,000回を超える生徒面談)、外資系生命保険会社で金融営業に従事。分野は異なれど、一貫して「人と向き合う」仕事に携わる。
創業
その後、自らIT・WEB通販の会社を創業し、十年あまり代表を務める。「暮らしに彩りと艶と輝きを」を掲げ、多くの女性スタッフが力を発揮できる職場づくりとともに、事業を育ててきた。
事業承継
2025年(令和7年)3月10日、創業者である父・野田 一(のだ はじめ)より、株式会社リベルタの経営を、二代目として承継。
家族
家族に支えられながら、個性豊かに育つ3人の息子の父として、一人ひとりの違いを認め、その可能性を信じて伴走している。
信条
「One for All, All for One」「与える精神(Givers Gain)」。仲間の才能を信じ、輝かせる——そんな司令塔でありたい。

※在籍した企業は、守秘への配慮から一般名で記しています。創業者・野田 一(父)が1985年に興した「自由に、良いものを届ける」流儀を、二代目として受け継いでいます。

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